私がこの世で最も敬愛する作曲家S.I.タネーエフの恐ろしいような歌曲です
今年のボカクラ祭の某テーマにあたる御仁ですが、これはデイジーが旬なうちに投稿してしまいます
ブリューソフらの率いる「象徴主義」に影響され、頽廃的な「銀の時代」を投影するかのような本作はドリアスの詩に呼応する形で徐々に影を帯びてゆきます
貴族の凋落が残酷に描かれたラヴェルのラヴァルスに似て、成功と乖離した精神が死にのまれる姿に、革命の世相を描いています
タネーエフは、歌曲、無伴奏合唱、作品番号のついた交響曲、2大詩篇が特に持て囃されますが、私のお薦めは作品14以降の室内楽です
画像はデイジーの公式GUI、訳は私のものです
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