『赤と黒のブルース』は鶴田浩二が1955年に歌った曲で、台湾語カバーは「紅与黑的勃露斯(
sm26056486)」「最後之夜(
sm26056746)」「無縁的人(
sm27167727)」「悲傷的勃露斯(
sm27167929)」などが出ました。「無縁的人」は台湾語映画『可愛的人』の挿入歌で、歌ってる吳晉淮は1916年生まれで28年に東京へ留学し、医者になろうと勉強していましたが、音楽に取りつかれて33年に古賀政男に弟子入りし、38年に矢口幸男の名でデビューした歌手。戦時中に空襲で身分証明書を失くしたため、戦後は台湾に帰れなくなり、矢口晋と名を改めて日本で歌手を続け、57年にようやく台湾に帰国。その後は主に作曲家として91年に亡くなるまで活躍したという人。