戦後間もない頃、疲弊した山岡内燃機を支えた事業の一つが、海外への発動機輸出でした。中でもインド向けとして灌漑用水の揚水ポンプの動力としてエンジンが必要となり、山岡内燃機はこのクラスのディーゼルエンジンを大量に輸出しました。この発動機も、英文表記の銘板からそういった一台であったものと思われます。「MADE IN OCCUPIED JAPAN」(占領下日本製)の文字が、歴史の一端を物語る発動機でした。
ヤンマー H8形
出力 : 8馬力/700rpm
製造年代 : 1949年頃(昭和24年頃)
製造会社 : 山岡内燃機
所在地 : 大阪府大阪市北区茶屋町
2014年軽井沢発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史
mylist/39931443スペック・製造年代には推定を含みます。