久々の大型上場として注目された4日の上場だが、取引が始まってからしばらくは買い注文が膨らみ、初値がつかない状態が続いた。その後、午前9時33分頃、まず、ゆうちょ銀行が1680円、次に日本郵政が1631円の初値をつけた。それぞれ売り出し価格から2割ほど上げており、順調な滑り出しと言える。また、かんぽ生命は2929円の初値がついた。 取引開始後に行われた上場セレモニーでは、日本郵政の西室泰三社長が鐘を鳴らして、上場を祝った。 4日に売り出されたのは、全体の株式の11%ほどだが、それでも、3社で計約1兆4000億円という巨額な資金を市場から調達したことになる。