韓国政府が採っている経済政策の是非を判断する際には、政府が目標として設定しているインフレターゲットをクリアしているかどうかを見れば分かります。韓国の場合は「3パーセント」を中央値としていて、「±1パーセント」を可としています。つまり「2パーセントから4パーセントまで」を目標に設定しているのです。ところが2013年2月からの韓国の消費者物価上昇率の推移グラフを見ると、一度も2パーセントを超えていない。今年2月はたったの1パーセントでした。つまり韓国は"デフレになりつつある"というわけです。政府が決めたインフレターゲットを守れていない、そしてその状態が2年近く続いている、これが最大の問題点というわけです。