銘板に陽刻された「大日本 岡山」の表記が、戦前もしくは戦中頃の製品である事が一層印象付けられる、岡山県生まれの農業用石油発動機です。バスタブのような開口部を持つ冷却水ホッパーや、妖艶な曲線を描くクランクケースカバーが、戦後以降の農業用石油発動機には見られないある種の「粋」を感じさせられる、美しい発動機です。
ストロング軽油石油両用発動機
出力 : 4馬力/520rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 岩下鉄工所
所在地 : 岡山県岡山市北区下石井
2014年朝霞発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史
mylist/39931443・スペック・製造年代には推定を含みます。