カリフォルニア州などアメリカ国内で3か所のシーワールドを運営するシーワールド・エンターテインメントは現地17日、現在、飼育しているシャチの繁殖を今後、一切行わないと発表しました。すでに、シャチの捕獲はやめているため、現在飼育している29頭が最後のシャチになります。 シーワールドをめぐっては、動物愛護団体が「残酷だ」などとして、ショーや飼育をやめるよう訴えていたほか、調教師がシャチに水中に引きずり込まれ、死亡した事故を題材にしたドキュメンタリ―が、2013年に公開されて以降は一般の来場者も減少。さらに、カリフォルニア州当局が州内でのシャチの繁殖を中止するよう命じていました。