6月1日 4時00分この半年間の書籍のベストセラーが発表され、ことし4月に本屋大賞を受賞した宮下奈都さんの「羊と鋼の森」が、受賞後に売り上げを急激に伸ばして3位に入りました。出版物の取り次ぎをしている「日販」=「日本出版販売」が、去年11月下旬から半年間の本の売り上げをまとめ、1日に発表しました。それによりますと、最も売れた本は、作家で元政治家の石原慎太郎さんが田中角栄元総理大臣の生涯を一人称で書いた作品「天才」で、これまでの発行部数は70万部を超えています。2位は、子どもを寝かしつける心理学の理論に基づいてスウェーデン人科学者が書いた絵本「おやすみ、ロジャー」で、30代から60代の女性の間で人気となりました。