2016年6月2日東京・武蔵野市の動物園で飼育されていた、国内最高齢のメスのアジアゾウ「はな子」が先月26日に死んでから2日で1週間たちましたが、動物園には今も追悼に訪れる人が相次いでいます。はな子を親子2代で世話をした飼育員の男性は、いちばん人間に近いゾウだったと、その思い出を語っています。アジアゾウのはな子は、昭和24年に戦後初めて日本の動物園が迎えたゾウとして人気者になった一方、深夜、酔っぱらって飼育施設に入ってきた男性や世話をしていた飼育員を踏みつけ死なせしまい、鎖に繋がれ施設に閉じ込められた不幸な時期がありました。現在、東京・日野市にある多摩動物公園に勤務する山川宏治さんは、父親と2代にわたってはな子の飼育員を務めました。