米のエイズ感染者が殺人未遂で実刑判決 予防なしで性交渉~1992年12月、(島田雄貴リーガルオフィス~海外判決ニュース)
米オレゴン州モルトモマー郡の巡回判事は1992年11月30日、自分がエイズに感染していることを知りながら予防措置なしに17歳の少女と性交渉を持ち、殺人未遂罪に問われたアルベルト・ゴンザレス被告(28)に対し、禁固9年4月の実刑判決を言い渡した。
この裁判は、エイズに感染しているのを知りながら性交渉を持った場合、現行の法律で起訴できるかを判断する初のケースとして注目されていた。ゴンザレス被告を訴えた少女は、エイズ検査で陰性と分かったが、ゴンザレス被告がこの少女より先に性交渉を持った女性2人は陽性で、そのうちの1人は1992年死亡した。