土蜘蛛が糸を放つ場面の抜粋です。
舞台の都合上か、あまり広がっていませんが、
上手く飛ばせば舞台の端から端まで、降り注ぐように、幅も広く、凄まじく広がります。
しかも、細いので、動くたびに絡まる 絡まる。糸まみれになります。
この糸ですが、鉛の芯に、最高級の雁皮紙(極めて薄く丈夫です)を、堅く巻き付け、
特殊な糊付けをして、利刀で極細く切って作るそうです。使う前に揉んでほぐすとか。
学校の課外授業などで見た子供は当然大喜びなのですが、
特に長くて大きなタイプは、結構いいお値段なので、奮発して使えないという噂です。
シテ観世流、観世喜之家。
sm29550036の少年隊の仮面舞踏会でも使っています。糸まみれ。