春もいよいよ深まり、櫻の根元に眠る花むくろ
『平家一本桜 』…壇ノ浦の戦いの後、落ちのびた平家とそれを追う源氏の最後の決戦「要川の戦い」にて
平家は矢尽き刀折れ生き残れるもの僅か、あたりは血の海と化しました。現在、その戦場を見下ろすかの如く山頂に咲く一本の桜は、平家の栄枯盛衰の夢を今だに見ては花を散らします。
『四十九池』…一見すると、どこにでもあるような小さな池。戦国時代、この土地の領主が戦に敗れ、その奥方49人が身を投げたと囁かれる、凄惨な伝説の残る池です。
『七霊の滝』…源平合戦に敗れた平家の女官7人は、今はこれまでと覚悟を決め、昼なお暗い深山幽谷の滝壺に身を投げて果てました。
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