ISでは構成員に薬物を供与している、という噂や非難をよく耳にする。ISの幹部たちは、戦闘へ挑む構成員を鼓舞すべく、薬物供与が推奨されている。ドラッグが上手く作用することもあれば、無謀な行動に走り、自爆攻撃を仕掛けようと敵陣に向けて飛び出し、いとも簡単に銃殺されたりもする。このようなIS構成員たちは 「ヤク狂い」 と呼ばれ、死体の傍には得体の知れない錠剤やカプセル、注射器などが落ちている、とクルド人は話す。西側諸国の民間人を誘拐し、殺害することで知られている、ろれつの回らない喋り方で知られる通称 「ジハーディ・ジョン」 は、興奮性物質を含む植物、カートを噛んで常に躁状態である、と噂されている。