北一輝と言えば、イメージ的に「尊皇攘夷思想に燃えた青年将校たちを奮い立たせ、腐りきった財閥支配の政治を打倒し、天皇中心の愛国国家を建設を進める指導者」のような感がありますが、実は、本質は、幸徳秋水、堺利彦らの社会主義者思想や頭山満、内田良平らの日本・朝鮮・中国互恵の独立国連合を目指した大アジア主義、そして、その両者を、日蓮主義の八紘一宇思想で繋ぐ「革命の為の天皇利用論」者でした。226事件の事後、銃殺刑が決まって、すべてのクーデター参加者が「天皇陛下万歳」を叫んで銃殺された中、北一輝一人は天皇陛下万歳を唱えなかったのでも有名です