「ブレイクスルー賞」はグーグルやフェイスブックの創業者らが設立した財団が、毎年、優れた科学者に贈っているもので、東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんは、生命科学部門で選ばれました。大隅さんは、細胞が不要になったたんぱく質などを分解して新たなたんぱく質を作り出す「オートファジー」と呼ばれるメカニズムを解明し、ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれています。大隅さんは、ブレイクスルー賞の受賞について「思いもよらなかったことで、非常に光栄だ。今後も研究の発展にむけて努力したい」とするコメントを出しました。大隅さんには、財団から、賞金として300万ドル(およそ3億4000万円)が贈られます。