のりのつくだ煮などの原料になるアオサノリは、海水と淡水が混じり合う河口などで養殖されていますが、天候や水質などの影響を受けやすく、安定して生産できる技術の開発が課題になっています。徳島文理大学などの研究グループは海水に含まれ、海藻の成長を促す「サルーシン」という物質に注目し、人工的に作ったうえで、アオサノリの種が入った海水に一定の量を加える実験を繰り返しました。その結果、生育が速まって、通常、収穫できるようになるまでおよそ4か月かかるのを、半分の2か月に短縮できたほか、水槽でも育てられたということです。います。