先日、仏人貴族ダレット伯爵の著書とされる屍食教典儀(Cultes des Goules)の写しがミスカトニック大学の図書館から漸く届いた。
教会から発禁処分を受けたこの恐ろしい著書には、仏国内の降霊術や人肉嗜食、屍体性愛等を実行していた淫祠邪教の目録、17世紀の仏貴族達の慣習文化、食屍鬼との接触遭遇、豊穣の神に対する異教の儀式、ニョグダやシュブ=ニグラスへの言及、人肉食による不老長寿の秘術等が記されている。
国際宅配便の封を開けると、そこには1本のVHSテープが。
厳かな深緑の装丁には、何故か明朝体で記された「パラパラ経典」の文字…
日本語版?1994年出版?
W-VHSデッキで再生してみる。
絶句した!
「こ、これは…
な、懐かしい…」
尚、当方17歳のもよう…