【11月12日】コートジボワールの「チンパンジー・アイランド(Chimpanzee Island)」で飼育されているチンパンジーのポンソは、来場者たちを見ると鳴き声を上げた──。以前は20頭いたチンパンジーだが、不審死や行方不明となった個体が続出し、今はこのポンソ1頭のみとなってしまった。 チンパンジー・アイランドは、商業中心地アビジャン(Abidjan)から約100キロにあるバンダマ(Bandaman)川河口そばのグラン・ラウ(Grand-Lahou)村に隣接するように設置された施設で、1983年に薬剤実験を行う研究所によって、リベリアからこの小さな島にチンパンジーのグループが連れてこられた。