沖縄県名護市長選で、現職の稲嶺進氏(72)は1月8日、政策発表会見を開いた。辺野古移設問題について稲嶺氏は「市民の命と暮らし、県民の誇りと尊厳を守るために新基地は造らせない。名護の未来は私たちが決める。この問題に終止符を打つ審判を市民に問う選挙にしたい」と強調した。
子育て環境の充実や基幹病院の設置、産業振興による経済発展などを政策の柱に掲げ、市独自の給付型奨学金制度の創設や世界自然遺産に関する体験型観光の推進、特区導入による名護漁港へのクルーズ船受け入れ、コミュニティーバス整備などを示した。また、県と連携し、市内観光施設「ネオパークオキナワ」にパンダを誘致するとし、「大きな観光資源として整備したい」とした。
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