大学入試センター試験の地理Bで人気キャラクターのムーミンを取り上げた問題について、大阪大大学院のスウェーデン語研究室は15日、「原作ではムーミンの舞台はフィンランドとは断定できない」と疑問視する見解を明らかにした。
古谷大輔准教授(北欧史)は「スウェーデン語系フィンランド人作家が、スウェーデン語で書いた一連の物語の舞台は、架空の場所のムーミン谷とされる。フィンランドが舞台だと明示されていない」と指摘。「ビッケもノルウェーが舞台とは断言できない」とし、研究室として、舞台の国を特定した根拠の説明を求める意見書を、近く同センターに提出する。
http://www.sankei.com/west/news/180115/wst1801150066-n1.html