【あらすじ】
どんなに後悔しても過去をさかのぼって変えることはできない。だが、それでも人間は後悔する。
蓮(上村祐翔)は27歳。大学院を出て、ポスドクとして生物学を研究している。ある日、母(高橋理恵子)が死んだ。蓮は残されたインコの“パピプー”(中村メイコ)に話しかける。すると、いきなり母の口調で説教される。そのインコは特別な能力を持っていた。人間とコミュニケーションができるのだ。母は理想が高く、蓮にいつも厳しかった。蓮と母との間には、ある葛藤があった。13年前、蓮の弟が難病で死んだ。それ以降、母は蓮に対して、弟が生きていればそうだっただろう姿を求めた。蓮にはそれが苦痛だった。命あるものの生と死について描く物語。
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