月曜日 踏み入れる鉄格子出れるの深夜の金曜日上司 目尻にしわ それ尻目に 押韻作って勝手に勝利「おーい」休日世界 抜け出してないパイセンの笑い話 苦笑いでスルー したいけど残り10時間あるから調子狂う週明けTEL 条件反射 電話取る「要件なんだ」思う暇なく 受話器からノイズの早口おじさん部署と名前は聞き逃さん 神経集中 ただの電話一本 でもこれが俺の生きかたさと言い聞かせるのさ でもこれが死に方なら嫌なのさ窮屈な箱 入る前吸ってくタバコ日々のママゴトは つかの間に忘れるまたこの場所でA面B面テニスコート眺め 晴天から降り立つ雀は斜め酩酊した頭で 底辺の人生を整形して楽しんでる中日 逆剥けの中指立てて ストレスで飲んだ空気はお腹鏡の中で 「明日またか」とほざく赤目の自分 理想の彼方内容のない残業を生み出す産業 に挟まれ挟まれ乾燥した田んぼ 喘ぐおたまじゃくし に絡まれ 絡まれる1ウィーク 終われば沈黙と親睦 酒弱い 一人無理して梅酒とポテチが憂いな夢に発つチケット 平日気分リセット空想か現実か さまよう旋律に綿密に耳をすませ判断製鉄に響く ような清潔な音を聞き これが脳内世界であると知る気づけば昼 休み半分killしテレビで女優の暮らし見ながら 部屋で干してる彼女の部屋着と下着残してる グレーな気持ち振り払うために 磨りガラスごしに映る 街に繰り出して回転する 地下鉄乗って ライディーン再生して まぶた落としてI say “myself”窮屈な箱 入る前吸ってくタバコ日々のママゴトは つかの間に忘れるまたこの場所でA面B面テニスコート眺め 晴天から降り立つ雀は斜め酩酊した頭で 底辺の人生を整形して楽しんでる