2017年の入試で出題ミスがあった京都大学で、2月26日に実施された今年の一般入試の化学の問題文が不適切だったとして、試験時間中に2つの問題を削除する措置が取られていたことが、大学への取材で分かった。削除した上で配点するため合否には影響がない。
大学によると、削除された2問は結晶構造に関する問題で、化学では他にも11カ所の訂正があった。いずれも試験終了の30分前までには受験生への周知を終えたという。物理でも数カ所の補足説明があり、25日に実施された数学でも1カ所の訂正があった。
昨年の出題ミスを受け、試験当日のチェック体制を強化したことにより発覚した。京大入試企画課は「例年より多くの訂正を出したのは残念」とコメントした。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2740858026022018000000/