埼玉県熊谷市で2015年、小学生2人を含む男女6人を殺害した強盗殺人などの罪に問われているペルー人の男について、さいたま地裁は異例となる冒頭での死刑判決言い渡しを行いました。
ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(32)は判決を言い渡されても反応はなく、終始、うつむいたままでした。ペルー人のナカダ被告は2015年9月、熊谷市で男女6人を殺害した強盗殺人などの罪に問われています。裁判では、事件当時の責任能力の有無が争点となっていました。弁護側は「心神喪失状態だった」と無罪を主張する一方、検察側は「完全責任能力があった」と厳しく指摘し、死刑を求刑していました。9日の裁判で、さいたま地裁は「被告の衣服に被害者の血痕が付着するなど直接、関与した犯人としての推認は揺るがない」「生命を奪う危険性の高い行為をそれと分かって行っていた」と厳しく指摘し、ナカダ被告に死刑を言い渡しました。まだ裁判は続いていて、争点となっていた責任能力の有無についての判断はこの後、示される見通しです。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000122504.html関連:「落ちている天使を見た」 6人強盗殺人で被告のペルー人男性
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