秋篠宮さまは、東日本大震災から7年となる2018年3月11日、東京都内で開かれた犠牲者の追悼式に紀子さまとともに出席し、被災地や被災者に末永く寄り添うことが大切だとする気持ちをあらわされました。
東日本大震災の追悼式には、2016年まで毎年、天皇皇后両陛下が出席されていましたが、ことしは2017年に続いて秋篠宮ご夫妻が出席されました。
そして、地震が発生した午後2時46分に黙とうが行われたあと、秋篠宮さまがおことばを述べられました。
秋篠宮さまは、はじめに、「震災発生後、刻々と伝えられる現地の状況と押し寄せてくる津波の映像は、7年を経た今でも決して脳裏から離れるものではありません」と述べ、犠牲者と遺族に深い哀悼の気持ちをあらわされました。
続いて、「今なお多くの被災者が、被災地で、また、避難先で、依然として不自由な生活を続けている厳しい現実があります」と話したうえで、「困難な状況にいる人々、一人ひとりが取り残されることなく、健やかで平穏な生活を送ることができるよう、また復興の歩みが着実に進展していくよう、これからも国民が心を一つにして被災した地域や人々に末永く寄り添っていくことが大切でありましょう」と述べられました。
秋篠宮さまは、震災以来、紀子さまなどと20回近くにわたって被災した人たちのもとを訪れ、励ましの言葉をかけるなど、被災地に心を寄せ続けられています。
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180311/0009082.html