世界文化遺産の沖ノ島で発見され、修復作業が行われていた国宝が報道陣に公開されました。
福岡県宗像市の宗像大社では修復作業を3年前から進めていて、7世紀ごろに沖ノ島に奉納されたとされる「金銅製雛形五弦琴(こんどうせいひながたごげんきん)」など26件の修復がこのほど完了しました。琴は長さが約27センチで、弦を掛ける5つの琴柱と呼ばれる部品が残っていることから本来は5本の弦が掛かっていたと考えられています。出土品の多さから沖ノ島は「海の正倉院」と呼ばれていて、約8万点が国宝に指定されています。宗像大社は修復が必要な残りの82件について、2025年までに作業を終えたいとしています。