圧力を掛けられたのでなく、自分たちの判断だったとしている。文部科学省の前事務次官・前川氏の授業について教育委員会に問い合わせていた問題で、文科省が自民党議員の関わりを詳しく明かした。
文部科学省が前川前事務次官が中学校で行った授業内容の報告を求めた問題。この問題では、文科省が名古屋市教育委員会へ質問する内容を事前に池田衆院議員に伝え、その後、議員の指摘で内容を修正したことが分かっていた。3月20日夜に文科省は会見を行い、その修正内容を具体的に公表した。池田議員の指摘がきっかけの修正は2カ所。前川氏への謝礼などに関して金額はいくらかという文言と参加した保護者らが200人という内容について動員等が行われた事実があったかという文言などを加えたという。あくまで主体的に文言を修正したと主張する。文科省はこの質問状を修正した後、池田議員に改めて報告している。池田議員は2012年に初当選した3回生で、いわゆる安倍チルドレン。この問題が取り上げられてから公の場に姿を現していない。21日、長野で講演を行っていた前川氏は次のようにコメントした。
前文科事務次官・前川喜平氏:「私はやはり教育基本法が禁じている不当な支配にあたる可能性が高いと思いますので、このようなことは今後、繰り返されてはいけない」
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