パワハラだと認められた栄和人強化本部長の言動とはどんなものだったのか。現在、レスリング協会は緊急理事会を開いていて、この後、報告書を公表する方針だ。
女子レスリングでオリンピック4連覇を果たした伊調馨選手が、パワーハラスメントを受けていたと認定された。パワハラ行為があったとする調査報告を受けて、日本レスリング協会は6日午後6時半から緊急理事会で対応を協議している。内閣府への告発状では日本レスリング協会の栄強化本部長の指導を離れたことで伊調選手へのパワハラが始まったと主張。練習拠点の警視庁への出入りを禁止したり、男子合宿への参加を認めなかったり、指導を受ける男性コーチに不当な圧力を掛けたとしている。一方、栄強化本部長はパワハラを否定している。協会から委託された弁護士が関係者への聞き取り調査を行った結果、栄強化本部長の伊調選手や指導していた男性コーチへの言動の一部がパワハラにあたると判断した。日本レスリング協会は緊急理事会が終わり次第、記者会見を開くとしている。