ミクロマンを知っているか?
10年以上前に流行った玩具だ。足や腕に磁石がついていて、鉄や冷蔵庫にくっつくのが売りのフィギュアだった。もちろん、俺もそれを持っていて、とても大事にしていた。
或る日、デビルマンとかいう恐ろしい漫画を読んでしまった小学生の俺は、夜、眠れなくなってしまった。恐怖を和らげるために、ミクロマンを枕元の電気スタンドに張り付けた。ミクロマンが見守ってくれる気がしたからだ。ミクロマンを枕元に置いた途端、俺は不思議と安らかな眠りに落ちていった。
だが、翌朝、目が覚めると恐ろしいことが起きていた。ミクロマンの足が壊れていたのだ。まるでデーモンに襲われ、消化液をかけられたように変形し、見るも無残な姿になっている。幼い俺は思った。デビルマンが俺の身代わりになってくれたのだと。
俺も今年の4月から
JK。大人に近づいた今ならわかる。
アレは、単に電燈の発熱に当てられて 、溶けただけだったんだってな。
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