赤字を抱える「阿波おどり」を巡り、事業を継続したい徳島市観光協会と破産手続きを進めたい徳島市の対立が深まっています。
徳島市観光協会・山田実理事:「私どもが借金も全部払ってご迷惑掛けずに、市民の方の税金も使わずにやるというところにどうして新たな組織を作る大義がどこにあるんですか」
阿波おどりを主催している徳島市観光協会は4億円の累積赤字を抱えていて、事業の損失補償をしてきた徳島市はこれを問題視し、3月に協会の破産手続きの開始が決定しました。これに対し、協会は4月16日に決定を不服として高松高裁に即時抗告しました。協会側は運営資金を集めていて事業を継続できるとしていますが、市は4月中にも新たに別の阿波おどりの実行委員会を立ち上げる方針です。