爆走FlashGalの完成後、「もう自主制作アニメは絶対やらない」と言っていたU氏であるが、1年後には、FlashGalの作画スタッフほかに声を掛け、作り始めた自主制作アニメ。1986年頃の完成。
「こんな街なんか、なくなっちゃえばいいのに」、「どっか、行っちゃいたいな」とつぶやく物騒な少女が扉を開けるとそこは・・・・。
意味ありげなセリフとストーリーだが、要は、「扉」を開いた先はどんな世界でもOK。設定やストーリーを気にせず好きなカットが描けるじゃん!というのが本音。実際は、好き放題作画するには至らず、宇宙などはイメージカットに終わっている。
初めて声も入ったが、九大アニメ研女性会員による主人公(アキコ)の熱演はなかなかのもの。
キャラデザインは一応あったが、もちろん作画監督はおらず、似せたつもりか似せる気がないのか、5人のアニメーターの絵柄そのままの、今なら作画崩壊レベルなのはご愛嬌。
元々、撮影時の白とびがひどい上にビデオが孫世代のため、画質・音質ともかなりひどい状態なのは残念である。