逮捕から一夜明け、潜伏先として3週間余り警戒が続いていた広島県尾道市の向島では、いつもの生活が戻ってきました。
平尾龍磨容疑者(27)が潜伏していた向島では逃走が発覚した先月8日以降、通行車両の検問のほか、小中学校などでは24時間態勢で刑務官が警備にあたるなど島全体で厳戒態勢が続いていました。
向島の住民:「きょうは早くから(子どもたちが)元気そうに来ていた。にこやかな顔してね」
地元では、ゴールデンウィーク後半に向けて減少していた観光客が戻ることに期待が寄せられています。
上川陽子法務大臣:「多大なご心配とご迷惑をお掛けしましたことを心から深くおわび申し上げます」
上川法務大臣は、1日午後から2日にかけて向島などを訪問して地域の住民らに直接、おわびするとしています。また、今後、法務省として平尾容疑者から事情を聴いたうえで、再発防止策を実施するということです。