愛媛県の松山刑務所の作業場から受刑者の男が逃走した事件で、海を泳いで本州に渡った際、「死ぬかと思った」などと話していることが分かりました。
逃走の疑いで逮捕された平尾龍磨容疑者(27)は4月24日夜に、広島県尾道市向島から泳いで本州に渡ったことが分かっています。捜査関係者への取材で、泳いだことについて「1時間かかった」「死ぬかと思った」などと話していることが新たに分かりました。また、潜伏していた向島にある別荘では屋根裏にテレビなどが持ち込まれていて、平尾容疑者は「自分のニュースも見ていた」などと話しているということです。また、別荘には「刑務官が嫌だった」というメモが残されていて、取り調べに対して「刑務所での人間関係が嫌になった。あと半年で出所できることは分かっていたが、それでもつらいので逃げた」などと供述しているということです。
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