全国で障害者らに強制的に不妊手術が行われていた旧優生保護法の問題で、手術を受けた人たちが声を上げ始めています。5月17日に北海道、宮城、東京の男女3人が国に謝罪と賠償を求めて一斉に裁判を起こしました。
都内に住む男性(75)は児童施設に入所していた14歳のころ、何の説明もないまま強制的に不妊手術を受けさせられたということです。国に3000万円の損害賠償を求めて、東京地裁に訴えを起こしました。
提訴した男性:「国に対して真実を述べてほしい。できるなら私の人生を返して下さい」
関連
中絶と同時に不妊手術「簡単にできる」と医師が勧め
sm33222981旧厚生省の“障害児施設運営マニュアル”に「知的障害の中には色情を早く発し・・・」
sm33213921旧優生保護法 強制手術巡り記録に「違法」の指摘
sm33208532強制不妊 全国弁護団結成へ 東京などで一斉提訴へ
sm33125454検定教科書に強制不妊手術「明るい社会のため大切 」
sm33113503旧優生保護法で不妊手術強制 人権侵害訴え国を提訴
sm32664150強制入院、不妊手術 旧優生保護法めぐり男性語る
sm33048258