全国で障害者らに強制的に不妊手術が行われていた旧優生保護法の問題で、手術を受けた人たちが声を上げ始めています。5月17日に北海道、宮城、東京の男女3人が国に謝罪と賠償を求めて一斉に裁判を起こしました。
仙台地裁に提訴したのは宮城県在住の70代の女性です。女性は16歳の時に旧優生保護法のもと、知的障害を理由に不妊手術を強制されたとしています。
提訴した70代女性:「20年間、声を上げてきてやっと提訴に踏み切りました。長かったです」
女性は憲法が保障する個人の尊厳が侵害されたなどとして、国に3850万円の損害賠償と謝罪を求めています。
提訴した70代女性:「優生保護のことを知ってからずっと今日に至るまで毎日、苦しい思いで。年齢が年齢なんで、早く前に進んでほしいと思っています」
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