5月19日朝、秋田県の南部を流れる雄物川が氾濫しました。県内では18日、5月としては観測史上最大の雨が降っていました。
(新岡智昭アナウンサー報告)
秋田県大仙市協和の高台から見える雄物川の堤防から川の水があふれ出しました。近くに住宅はありませんが、茶色く濁った水が水田にまで流れ込んでしまっています。この辺りは2017年8月にも大雨の影響で氾濫があった場所です。まさに今、新しい堤防を造る緊急工事が行われていたなかでの被害でした。近くの住民からは「またか」という落胆の声が多く聞かれました。大仙市では雄物川流域を中心に約1700世帯4700人余りに避難勧告を出しています。現在は細かい雨が降り続いている状況です。18日に5月としては観測史上最大の雨が降りました。大雨のピークはすでに過ぎていますが、この後も引き続き河川の増水に十分、警戒が必要です。