2018年5月29日のヴァージン・ギャラクティックの観光用宇宙船「VSSユニティ」の2度目の超音速飛行の様子。今回の飛行では、VSSユニティは31秒間ロケットエンジンを点火し、予定通りマッハ1.9、高度約35kmに達した。
このVSSユニティ、元は「スタートレックの艦名規則」に倣って「VSSヴォイジャー」と呼ばれるはずだった。ところが2014年に1号機「VSSエンタープライズ」が事故で失われた際に「団結」、「協調」の意味を込めて「VSSユニティ」に改名された。命名者はこの機に乗って宇宙に旅立つはずだった故スティーブン・ホーキングである。
VSSユニティの開発は今後も継続され、高度100kmの最初の宇宙飛行の際にはヴァージン・グループ総帥にして冒険家でもあるサー・リチャード・ブランソンが同乗することになっている。