紆余曲折を経て、ついに米朝首脳会談の開催場所が決まった。そこはリゾートアイランド5つ星ホテル。両首脳の「お友達」が参戦するという情報も飛び出した。
シンガポール市内の教会前には、トランプ大統領と金正恩委員長をモチーフにした平和を訴える横断幕が掲げられている。米朝首脳会談を前に、シンガポール市内も盛り上がってきた。6月12日に、この島にトランプ大統領と金委員長が乗り込んでくる。激しい外交戦術を繰り広げてきた両者は一体、どんな手を繰り出すのか。海外メディアが報じたのは、2人の友人だというあの人物の参戦だ。まさか、シンガポールに乱入するというのか。情報が錯綜するなか、アメリカが発表した会談場所はシンガポール本島の南の島「セントーサ島」の高級ホテル「カペラホテル」だった。シンガポールの市街地から車で約15分。島全体が高級リゾート地のセントーサ島。美しい自然だけでなく、ユニバーサル・スタジオなどのテーマパークからは笑い声があふれ、きらびやかな巨大カジノではルーレットにスロットなどが楽しめるのだ。また、トランプ大統領の好きなゴルフ場もある。会談場所となるカペラホテルは特に警備が強化された様子は見られないが現在、宿泊者と関係者以外は一切、立ち入り禁止となっている。カペラホテルはシンガポール屈指の高級ホテル。最高級の部屋は1泊約106万円。海外メディアによると、人気歌手のマドンナさんやレディー・ガガさんも宿泊したという。セントーサ島は警備が比較的容易とされ、両首脳の安全を重視して会場が選ばれたとみられる。また、シンガポール政府は島を警備や規制が強化される特別行事区域に指定している。ここで気になることが…。海外メディアが報じた外貨不足の北朝鮮が高額の宿泊代を肩代わりしてもらいたがっているという報道だ。そんな北朝鮮の助けになるのか。海外メディアによると、金委員長の友人だというあの人物も会談に参戦するというのだ。アメリカ、プロバスケットボール・NBAの元スター、デニス・ロッドマン氏だ。ロッドマン氏の広報は、訪問は確定したわけではないとしているが、ロッドマン氏は必要とされるならシンガポールに行きたいと話しているという。金委員長だけでなくトランプ大統領も友人だというロッドマン氏は、金委員長にトランプ大統領の自伝本をプレゼントするなど米朝の橋渡しをしたと自画自賛しているという。