奈良公園で6月13日、首に矢のようなものが刺さった鹿が見つかった問題で、治療を受けていた鹿が14日朝に解放されました。
保護された鹿はけがの影響もほとんどなく、一夜明けて元気に走り回っていました。この鹿は13日、春日大社の参道近くで、鉛筆の芯に紙を巻いた矢のようなものが首に刺さった状態で見つかりました。推定4歳の母鹿で、発見された時は子鹿が寄り添っていました。鹿を保護した「奈良の鹿愛護会」によりますと、傷の深さは1、2センチと浅く、14日午前9時に子鹿の元に戻すために解放されました。「奈良の鹿」は国の天然記念物に指定されていて、警察は悪質ないたずらとみて、文化財保護法違反の疑いで捜査しています。
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