米朝首脳会談の後、初めて日本の外務省担当者が北朝鮮と接触したことが分かった。日朝会談の現実味はどこまで出てきたのか。
膠着していた拉致問題が動き出そうとしている。6月14日、モンゴルで行われた国際会議の場で外務省の志水参事官が北朝鮮の政府機関関係者と接触していたことが分かった。志水参事官はキム・ヨングク氏と短い時間、意見交換を行って拉致問題などについて日本の立場を伝えたという。水面下の複数のルートで北朝鮮側との接触を図っている日本政府。米朝首脳会談後、初めて明らかとなった14日の接触について政府関係者は…。
政府関係者:「色んなチャンネルで反応を見るということだ。交渉ではなく、北朝鮮の対応の変化を見る機会としては十分だった」
8人は死亡、4人は北朝鮮に来てもいないと主張し、拉致問題は解決済みとの姿勢を取り続けてきた北朝鮮。だが、流れは変わった。現在、日本政府は9月にロシアのウラジオストクで開かれる東方経済フォーラムで安倍総理大臣と金正恩委員長が接触することを視野に調整を進めている。
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