6月の日銀短観によりますと、大企業の製造業は景気が「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を引いた指数が前回の調査より3ポイント低いプラス21で、5年半ぶりに2期連続で悪化しました。原材料価格や人件費の上昇で利益が縮小していることが背景にあります。一方、大企業の非製造業は前回よりも1ポイント上昇のプラス24でした。スーパーや百貨店など小売りは天候要因などで悪化したものの、建設や宿泊などの業種は堅調との声が聞かれたということです。先行きについては引き続き、慎重な見方が強まっています。
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