この「ご当地で踊ってみた」シリーズをスタートするにあたって、最初から踊りたいなと思っていた場所、それが 「東京駅」 でした。
皇居を囲む首都東京の表玄関にして、経済大国日本のビジネスセンター・丸の内のど真ん中。
東海道線開業から百年、豪壮華麗な洋式建築として見事に生まれ変わった駅舎をバックにスーツ姿で踊りたい。
とまあ、こんな野望を抱きつづけ、ついに実現させました。
でも実は、言うは易し、行うは難し。
いつ行っても、ビジネスマンと観光客の人波と、渋滞のクルマの列で、踊るどころじゃないんです。
さてそれをどうクリアしたか。
各地につながるターミナル駅らしく、Galaxy Express 999=銀河鉄道999のリズムに乗せて、いざ出発です。
【ご当地メモ】
今回踊ったのは、映像でご確認いただけるように、東京駅から大きな道路(外堀通り)をはさんだ場所。皇居の和田倉門につながる「行幸通り」の東京駅丸の内中央口からの起点にあたります。踊り手からみると、左には「丸ビル」、右には「新丸ビル」が聳え、そして真正面には皇居と、まさに東京の玄関そのもの、といっていいスポットです。
当初は、外堀通りの駅側で踊ることを考えていたのですが、そちら側は「駅の構内」に当たるとして撮影を断られ、皇居側のこの場所で踊ることになったというわけです。
結果オーライではあったのですが、東京駅をバックにした映像を撮るうえで、外堀通りを走るクルマ、そして駅から流れ出てくるサラリーマンたちに駅舎の映像が邪魔されないよう工夫する必要がありました。その工夫とは――
実は、今回の撮影日はお盆の真っただ中。しかも時刻は、まだクルマもサラリーマンも動き出さない午前5時半なのでした。