「おはよう」 って変な声が聞こえた お砂糖じゃなくて お塩が盛った 部屋の隅を見つめて feel the soul 昨日一人死亡 この部屋霊が出るんだってな 多分その死者の声とshadow ここ出て誰かと 話したいのか いやそれか単に俺の過労 この建物で病気転帰して 検死され死ぬと どこに停止すんの?常人と同じく heaven or hell? or ムショの中でずっと留まり続ける?それならせめて晴れた日の天気か 定期的出してやれればいいな あの世も刑期あり いつか出れなきゃ 魂もなんだか浮かばれないな そんなこと思って 早朝の見回り 朝日の明かりが肩に絡み あまり 開かないまぶた 知覚する 遠くの空 群青の深み 恨み辛み 口の中で噛み 眠る奴らを 壁挟み 座り 無駄に タバコの煙を吸い 響く声 時間外れ 早起きひぐらし 全てズレた時空の中で 擦り切れた精神と献身的心で 人のために金を得るか 人を泣かせ金を得るか 本当に二択かな? 前者 感謝され 後者 淘汰され 徐々に疲れて 両者 うたた寝 共に 豊かに 最後スカルに なるまで腰曲げ 人生草刈り
ムショの朝 嘘の泡 苦労と母 ここでは黒も赤
寝ぼけた眼で パンくらう 製造元は知らないアングラ フ○パン真似てる安い空の味は 加工した音 like a サンプラー そしてサングラス 胸にランプ出す 個性殺し 書類を 勘ぐらす 罪償って 今朝 出所するヤク中の家では恐らく産婦待つ って子なしのボクは 鉄扉ロックダウン 夜勤明けるまで 思考をどっかに することないから意識をフォールダウン 胸のスピーカー響かせるノクターン 事務所 椅子の上で時計を眺める 動く秒針に身をまかせる 塀の中の奴は 刑終数える それまで同じく身をまかせる どっちが自由で どっちが不自由? 首輪のdogと 汚い野良犬 dogは遠吠え忘れたとっくに きゃんきゃん吠える声は皆そっくり 媚び売るためにあるはず声帯は 自分のために泣けずに形骸化 野良犬見下し「俺は円満だ」 本当は自由が欲しい停滞者
あーやっと終わったわ この後休み 風呂でも行こうかな 次は遠からず いつか放火魔の話を聞くjob だが儲からず だから束の間 休息 囲いの外出て 貧しい気持ちを消化だ 帰路の途中で職場振り返って思う 今いる位置とその先向こう側