中部ヤズド州にあるチャクチャク村と、ピーレサブズ巡礼所の映像です。
チャクチャク村は、ヤズド州アルダカーン行政区内にある村落で
同州内にある村落の中でも最も気温が上がる村の1つとされ
真夏の日中気温は40℃にもなります。
この村には、ゾロアスター教の巡礼所である拝火教寺院が存在しており
ここはゾロアスター教徒たちの間ではピーレザブズとして知られています。
ここには毎年、イラン国内はもとより、インドなどをはじめとする
そのほかの国からもゾロアスター教徒らがやって来ます。
連綿と連なる岩山の下には、巡礼者用の滞在・行楽用となる
天井つきの休憩所が設けられています。
チャクチャクとは、ペルシャ語で水が滴り落ちる雫を意味し
この村の名称は、洞穴岩盤から滴り落ちる水滴の音からきていると言われています。
地面は大理石で覆われまたここでは常に
火が点されていることから壁は黒くすすけています。
ゾロアスター教徒の間ではチャクチャクの地がサーサーン朝の
最後の王ヤズデゲルド3世の次女ニークバーヌーの隠れ場所であり
またニークバーヌーがゾロアスター教の拝火寺院において
姿をくらましたと考えられています。
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