夏目秀樹著「スーパー要塞空母『富士』」「よいか瑞鶴。
我々は『要塞空母』という陣形で戦う。
防御力の高い信濃が前衛、両脇を隼鷹と天城が、葛城の左右を千代田と千歳が固める。
お前は葛城の前に立つ。
お前のポジションが一番危険だ。 覚悟して戦え。」
「惜しいかな後世、瑞翔を云いて富士を云わず」と神沢杜口が『翁草』に書いたという(嘘)、
知らなかったほうが良かった知られざる合体空母の物語。
「大型爆撃機を離発着させるための飛行甲板の長さを確保する」、という最低限の合体の理屈付けの前に、それ以外の全てが吹っ飛んでいる怪作であり、「うっかり読むと死ぬ」系の架空戦記としては、致死性は「超戦艦空母・長門改」を凌ぐ(※諸説あり)。
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