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アルベニス
アルベニス:「イベリア、12の新しい印象」
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2019/1/19
2019/1/19 12:57
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Youtubeからの転載です(
https://www.youtube.com/watch?v=R13GcRQSPxU)
。
19世紀末、ロンドンやパリで歌劇などの劇場用作品を手掛けて活躍していたイサーク・アルベニスは、1900年に腎臓炎を患い、活発な音楽活動が行えない状況となりました。それにより彼の作曲活動は低調になる一方、ピアノ曲の作曲に意識を向けるようになります。こうしてアルベニスは1905~1908年の間に12曲のピアノ曲を作曲し、3曲を1巻として全4巻が完成しました。これが「イベリア、12の新しい印象」(または組曲「イベリア」)です。
アルベニスが自らの死が近いことを意識しつつ作曲した本作は、アンダルシアの民族音楽と高度なピアノ技巧、そして作曲者の個性が極めて高いレベルで融合しており、ドビュッシーやラヴェル、メシアンが絶賛するなど、まぎれもないアルベニスの最高傑作と評価されています。ただし、第3曲「セビーリャの聖体祭」や第9曲「ラバピエス」など、演奏に必要な技巧レベルが極めて高い曲が目白押しであり、全曲演奏に約90分を要する大作のため、作品の評価に対して全曲録音の数はそれほど多くありません。
なお、最終巻である第4巻はパリで1909年2月に初演されましたが、約3か月後の5月18日にアルベニスは没し、「イベリア」は彼が実質的に完成させた最後の大作となりました。
ラファエル・オロスコ(ピアノ)
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