2019年3月8日 12時44分
「ゆうちょ銀行」の貯金の預け入れの限度額を今の2倍の2600万円に引き上げる政令の改正案が閣議決定され、来月施行されることになりました。
日本郵政傘下のゆうちょ銀行には政令で貯金に上限が設けられ、現状では通常貯金と定期性貯金合わせて1300万円と定められています。
これについて、政府は8日の閣議でそれぞれで1300万円とし、実質的に今の2倍の2600万円に引き上げる政令の改正案を正式に決定しました。
新しい政令は来月1日に施行され、その日から限度額が引き上げられることになっています。
ゆうちょ銀行をめぐっては日銀のマイナス金利政策の影響で国債の運用益が減少するなど厳しい経営環境が続いていて、日本郵政は、利用者の減少が続く主力の郵便事業を含めたグループ全体の収益の改善が一層求められることになります。