Youtubeからの転載です(
https://www.youtube.com/watch?v=zmsdzTEI3F0)。
ベートーヴェンは、録音技術がない時代において自作の交響曲や室内楽曲などの知名度を上げるべく、自ら小編成の室内楽用に編曲したほか、他人に編曲を任せて監修し、それらの楽譜を出版するといったことをしていました。
その編曲者の中には、ピアノ練習曲で知られるカール・ツェルニー(1791 - 1857)もおり、彼はベートーヴェンの全交響曲をピアノ独奏用に編曲したほか、室内楽曲の編曲も行いました。その一つが、ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」作品47です。この動画はそのうち第1楽章を演奏したもので、演奏に必要な技巧は高いものの、かなりうまくピアノ独奏用に編曲されていることがわかります。
Uriel Tsachor(ピアノ)