歌詞:
白い吐息に誘われるように
凍えた街を一人、走り抜ける
肩に積もる雪は意地が悪いようで
君の温もりを奪って消えた
街に滲む灯が音もなく溶けて
沈む空を微かに照らしている
すれ違う人は笑みを溢しながら
汚れた過去を忘れてゆく
君の声が僕の心の
奥の方から聞こえてくる
耳を塞いでも瞼を閉じても
痛いくらいに締め付けるの
いつかいつか君の全てを
忘れられると信じて歩く
だから今は君への思いも
強く抱いて生きてゆくの
白い頬を赤らめて微笑んだ
黒い髪を青い手つきで摩った
思い出すほどに思い出せなくなって
混ざり合って藍に霞む
僕の声は君の心の
奥深くまで響くだろうか
君に近づいても頬を寄せ合っても
笑うことさえできないんだ
どうかどうか僕の全てが
消えてしまえると信じて歩く
だけど今も君が全てだ
呼吸さえも止められない
泣いた泣いたあの日のこと
明けた闇がアイを襲う
枯れた花を抱きしめたまま
君は 君は 君は
いつかいつか君の全てを
忘れられると信じて歩く
いつかいつか君の全て
忘れられると信じて歩く
だから今は君への思いも
強く抱いて生きてゆくの
いつか君の全てを
いつかいつか君の全てを