Youtubeからの転載です(
https://www.youtube.com/watch?v=VOcGy4z8l0w&t=2311s)。
バッハが1727~32年の間に作曲したと考えられている6曲の「トリオ・ソナタ」BWV 525~530
は、彼が長男ヴィルヘルム・フリーデマンを優れたオルガン奏者にするためのオルガン練習曲と
して作曲されたと推測されています。
ただ、当時のパイプオルガンは構造上の問題で奏者一人だけで演奏することが不可能であり、オ
ルガン奏者は演奏練習のためにペダル・チェンバロを使用していました。このため、父親から本
作を授かったヴィルヘルム・フリーデマンは、実際には練習用のペダル・チェンバロによって演
奏することが多かったと考えられます。
この動画はオルガン曲として演奏されるのがほとんどであるトリオ・ソナタ全6曲をペダル・チェ
ンバロによって演奏したもので、極めて希少な価値がある録音と思われます。
エドワード・ジョージ・パワー・ビッグス(ペダル・チェンバロ)